2001年10月、パキスタン北西部の街ペシャワルに入った。そこで目の当たりにしたのは、タリバンを支持する人々の民族としての誇りとアメリカに対する凄まじい怒りだった。「君はアメリカをどう思う?」。ふと、バザールの一画でケバブを売っていた少年に声をかけてみた。少年はその青い目でこちらを睨みかえし、鉄板の上の焼けたケバブにグサッとナイフを突き立てた。
【写真ルポ】20年前、現地取材で感じたタリバン「反米の論理」
「タリバンは果たして悪か」今も続く自問自答
Premium会員登録のご案内
Premium会員の特典
- プレミアム限定の記事配信
- プレミアム専用記事レイアウト
- 印刷に最適な画面提供