オリンピック開会式出席に伴う首脳会談は、本来は成果を求めず、気軽に行える性格のものである。だからこそ文大統領が東京オリンピック開会式出席のための訪日を断念し、菅総理と気軽な首脳会談も実現しないとなった場合、今後の両者による首脳会談の可能性はほとんどなくなるであろう。それとともに、両首脳の下での日韓関係改善の可能性はほぼ消えるのではないだろうか。