東京都議会議員選挙が終わった。次期衆院選の前哨戦として注目され、与野党も総力戦で臨んだ結果、圧倒的勝者が不在という「戦国時代」のような議席配分となった。メディアは、与野党並びに特定政党の“圧勝”を前提とした報道をしばしば行うが、選挙は常にわかりやすい構図になるわけではない。そこで気になる次期衆院選への影響並びに展望だが、現時点では与野党とも苦戦する可能性が高く、菅義偉首相の政権維持は既定路線とはいうものの、与党でも野党でもない「第3極」が台頭する気配が感じられる。