さまざまな分野で、人が行う作業をロボットが肩代わりするケースが増えている。工場の製造ラインはもちろん、災害現場や高所など、人が立ち入りにくい、危険な場所での作業も、ロボットへの代替が進むと見られる。 医療も、ロボットの導入が進む領域だ。人間には難しい作業やミリ単位の動きをロボットが代替することで、精度が高く、また患者への負担が少ない手術が広まっている。 こういった医療ロボットの開発を行ってきたのが、国士舘大学 工学研究科 機械工学専攻の神野誠教授(博士)。同氏はもともと、東芝の研究開発センターや、医療機器メーカーのテルモに在籍。産業用ロボットや医療ロボットを開発・製品化し、販売へと至った経験が