日本は東日本大震災後の10年間に、風力発電や太陽光を捨てて石炭火力とガス火力にシフトするという、今から振り返れば残念な決断を下してしまった。世界の趨勢の真逆をいったわけだ。結果的に、太陽光も風力も、日本企業は国際競争力を失っている。なぜこのようなことが起きてしまったのか──。ESG投資や気候変動問題に詳しいニューラルの夫馬賢治CEOとともに、安倍政権と「失われた10年」を振り返る。