2019年、大阪で小学5年生の女児が歩道に乗り上げたホイールローダーにひかれて死亡するという痛ましい交通事故が起きた。発生から3年、この事故の民事裁判をめぐって今、大きな議論が巻き起こっている。亡くなった女児は聴覚障碍者だった。そのことを理由に加害者側は「女児の逸失利益は聞こえる人の40%」なとと主張しているのだ。あまりに身勝手なその主張に対し、公正な判決を求める署名運動が広がっている。