2020年度の実質GDPは前年度比▲4.6%となり、2年連続のマイナス成長へ陥った。落ち込み幅は、リーマン・ショックのあった2008年度の▲3.6%を超えて戦後最大である。だが、経常収支は戦後最大の減少率を記録した実質GDPとは異なり、意外にも大きく変化しなかった。それはなぜだろうか。