フリージャーナリスト・三宅勝久氏が、自著を大量に盗用された疑いがあることに気づいたのは昨年夏のことだった。三宅氏が「盗用された」と感じた相手は、中京大学の大内裕和教授だ。大内教授は奨学金の返済に苦しむ若者たちや学生の貧困などを研究テーマにしており、格差社会を特集するメディアでたびたび取り上げられている有名教授だ。そんな“大物教授”が、本当に盗用などするだろうか。