ピーク時には1日6万人を超える新規感染者が報告され、これまでに12.8万人が命を落とした英国のコロナ禍も、政府の積極的なワクチン政策が奏功し、急速に落ち着きだしている。だが英国政府に慢心の気配はない。秋から冬の寒冷期に向け、50歳以上の国民に「3回目」の接種を行う計画を進めている。標的はもちろん、感染力が高いとされる「インド変異株」だ。