『釣りバカ日誌』という漫画がある。シリーズ映画化もされて大ヒットした。そのタイトルにもあるように、本当にそのことが大好きで熱中してしまう、肯定的な意味で「バカ」を使う例だ。一方で、熱中するあまり、社会的な常識や一般的な配慮に欠ける側面もあわせ持つ。同作ではそこが笑いを誘った。東京オリンピックまで3カ月を切って、3回目の緊急事態宣言が発出されているいま、どうしても東京オリンピックを開催したい「五輪バカ」の暴走が目立ってきた。もはやその言動が失笑を買っていることにも気付いていなようだ。
敗色濃厚の五輪に看護師「動員令」、悲しきかな大戦末期に瓜二つ
感染拡大とワクチン確保の遅れ、でも止まらぬ「五輪バカ」の暴走
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