恭平は商工会議所の会頭を退任する決意を固めた。そして、挑戦し続けた人生を70代になっても実践し続けるつもりだった。若い頃から心に抱いてきた小説家になることだった。メディアの時代は紙からネットへと大きく変化を遂げている。ならば、ネットで小説を書こう。そう心に決めた。