一般的な見方によれば、過去40年間は資本を持つ者にとっては素晴らしく、労働者にとっては悲惨な時代だった。富める国々の労働者は貿易に起因する競争、絶え間ない技術の変化、ますます不平等になる賃金、景気後退からの弱々しい回復などに耐え忍んできた。しかし、新型コロナウイルス感染症のパンデミックが収まる兆候を見せるにしたがい、労働者受難の時代も終わろうとしている。