2011年の東日本大震災。福島県は地震と津波、そして原発事故に見舞われた。震災直後から被災地入りしたフォトグラファーの橋本昇氏は、その後も福島県の各地に通い続け、人々の声に耳を傾け、その表情を写真に収めてきた。震災から10年を迎えた今、この間、福島の人々はどのような感情をいだき、どのような決断をしてきたのか。橋本氏が自身の写真と文章で振り返る。