渋沢栄一は、一橋家の中で経済官僚として順調に歩み始めていたが、時勢に翻弄されることになる。慶応2年(1866)6月7日、幕府艦隊による周防大島への砲撃から第2次長州征伐(幕長戦争)が開戦となった