尖閣諸島の領有権問題を再考する。米国は公式には、領有権問題では特定の立場を取らないとする一貫した中立政策を堅持している。ところが、2021年2月23日、米国防総省のジョン・カービー(John Kirby)報道官は記者会見で、「尖閣諸島の主権に関する日本の立場を支持する」と述べた。