二階俊博は数十人、時に何百人もの民間人を率いて外国を訪問する。最高動員記録は2002年9月の「日中国交正常化30周年記念式典」に伴う訪中である。約1万3000人の日本人が人民大会堂に駆け付け、中国側の度肝を抜いたことは有名だ。二階は「友好親善」の旗の下、歴史や文化を活用しながら、経済的利益に発展させていく手法で世界中にネットワークを広げていった。