自民党幹事長の二階俊博は初当選以来、外交を重視してきた人物である。中国をはじめアジア各国との強力なパイプはよく知られているが、それだけではない。アフリカ、中東、南米に至るまで独自の人脈を誇り、国家間の外交窓口を通さない直行便のような“二階ルート”を構築している。永田町では「外交は票にならない」と言われるが、二階にとってはむしろ、外交こそが力の源泉であり、ライフワークである観光振興、災害対策などの内政政策に結びつけている。
中国だけじゃない、「二階ルート」で結ぶ独自外交
二階俊博「知られざる政界の首領への道」<中編>
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