東日本大震災から10年、島国である日本の津波対策はどれほど進化したのだろうか。世界中の経験則は、命を守るのは科学者ではなく住民であることを教えてくれる。日本の場合、その住民は新たな防災準備に関する意思決定にしっかりと参画できているのだろうか。つまり、住民が納得できる対策になっているのかという疑問だ。