歴史作家の伊東潤と歴史家の乃至政彦。伊東が乃至の才能を見出し、共著を出版してから今まで交流がある二人。対談の前編では乃至の新刊『謙信越山』の書評を伊東が紹介したが、後編は選手交代。急逝した火坂雅志の『北条五代』を引き継いで完成させた伊東の制作話と、乃至の書評を紹介する。