1月下旬、ニューヨーク株式市場で未曾有の事件が起こった。SNS「レディット」の人気掲示板「ウォールストリートベッツ」に参加している個人投資家が大挙してビデオゲーム小売りチェーンの「ゲームストップ」(本社テキサス州、ニューヨーク証券取引所上場)の株を買って価格を暴騰させ、同社株をカラ売りしていたニューヨークの大手ヘッジファンド、メルビン・キャピタルが推定で45億ドル(約4759億円)もの損失をこうむったのだ。
ゲームストップ事件「個人がファンド破った」の幻想
大手ヘッジファンドを震え上がらせた個人投資家が見た天国と地獄
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