進むも地獄、退くも地獄――。女性蔑視発言によって東京五輪パラリンピック大会組織委員会会長を辞任する森喜朗氏の後任会長選びが難航している。一時は後任に川淵三郎氏の名前が取りざたされたが、「密室での決定」が批判され水泡に。次に浮上してきたのが橋本聖子五輪相の名前だが、こちらは本人が固辞している。この迷走人事は抜け出すことのできない“負のスパイラル”にハマり込んでしまったようだ。