「デスカフェ」という言葉を聞いたことはあるだろうか。日頃、家族や友人とは話しにくい「死」について、ポジティブにカジュアルに気軽に語り合う場のことだ。現代を生きる私たちは可能な限り「死」とは切り離された日常を送っている。だから、突然、自分や身の回りの人の「死」が差し迫ってくるとひどく狼狽する。そのような現在には、カジュアルに「死を語る」デスカフェが必要だと京都女子大学助教の吉川直人氏は言う。デスカフェの意義について吉川氏に聞いてみた。