英国のトラス国際貿易相は正式に、米国抜きの11カ国によるTPP11への参加を申し入れた。現在の英国からTPP加盟国への輸出は同国全体の8%に過ぎないものの、TPP11か国は5億人の人口と世界の13.5%の経済を占めるうえに、EUよりも高い成長性を見込める。そのため、関税が引き下げられた後の英国への経済効果は非常に大きい、というのがジョンソン政権の皮算用である。