暴排条例の制定により暴力団員の経済基盤は大きなダメージを受けることになった。その間隙を縫って裏社会で存在感を大きくしているのが、組織に属さない「半グレ」たちだ。普通の若者と半グレとの間には、極めて低い垣根しかない。だが特定の組織を持たないだけに、その生態はなかなか見えてこない。そこで長年ヤクザを研究してきた筆者が現役の半グレにインタビューし、彼らの実態について聞きだした。