昨年12月、米国財務省がスイスとベトナムを「為替操作国」に指定した。米国から為替操作国に認定された国は、直ちに米国から制裁が加えられるわけではないが、今後、関税などの面で強いプレシャーを受ける可能性が出てくる。スイスはともかく、ベトナムの為替操作国指定に関しては、おそらくベトナムの後ろ側に控えている中国に対する牽制という見方が強い。実は今、中国企業はベトナム経由で対米輸出攻勢をかけているのだ。
ベトナムを為替操作国に指定の米国、真の標的は中国
世界一の経済成長に沸くベトナム、背景には中国企業の進出ブーム
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