北朝鮮では1月5日から、第8回朝鮮労働党党大会が開かれている。1945年に党が創設されてからわずか8回、金正恩体制になってからは2度目の党大会だ。それほど貴重な行事なだけにその中身が注目されていた。だがこれまでのところ、金正恩委員長が「総書記」になったことこそ大々的に伝えられているが、それ以外の点に目を見張るべきものはほとんどない。むしろ目立つのは金正恩氏の孤独と権力低下である。