「オートファジー」とは、細胞を「自分の力で新品にする機能」のこと。最近の研究で、さまざまな病気から細胞を守る守護者であることがわかってきた。オートファジーは、がんやアルツハイマー病、パーキンソン病、脂肪肝や心不全などいろいろな病気を治せるのではとの期待が高まっている。オートファジーが秘める可能性を、著名なオートファジー研究者である吉森保教授が解説する。