学生時代から能力の高かった友人がいた。その能力の高さに憧れてもいた。社会に出てからも若い時は大活躍した。海外にも赴任した。ところが、ある時から人生が逆回転する場合がある。自分の能力を過信しすぎて周りの人たちとうまくコミュニケーションが取れなくなるのだ。歯車が逆回転し始めると、その動きはだんだん速くなる。恭平の友人、源田はそんな人生を歩んでいた。