キリスト教の宗教改革はルターを嚆矢としカルヴァンが推し進めたという理解が一般的かも知れません。しかしその前に、彼らの考え方の基礎を築いた人々がいました。さらに時代を遡れば、カトリック教会の綱紀粛正を図ったローマ教皇グレゴリウス7世の主張にその源流を見出すことができるのです。つまり宗教改革の種は、ローマ教皇によって蒔かれたと理解することもできるのです。