近年、米国のカラ売り専業ファンドに日本企業が狙われることが多くなった。伊藤忠や日本電産、サイバーダインなどがその例だ。カラ売りファンドは財務諸表を徹底的に読み込み、詳細な分析レポートを発表してカラ売りを宣言する。果たして日本に上陸したカラ売り屋たちの戦績はどうだったのか。経済小説『カラ売り屋、日本上陸』を上梓した黒木亮氏が総括する。