インドネシアには警察とは別に、政治家や官僚の汚職を専門に捜査する「国家汚職撲滅委員会」(KPK)という機関がある。権力に果敢に切り込むKPKは国民から絶大な信頼を寄せられてきたが、その力に恐れをなした権力者たちが骨抜きを画策、昨年法改正がなされてしまった。これに絶望したのか、KPKの職員が大量に退職していることが明らかになった。