新型コロナウィルスの影響は甚大である。2020年4月~6月期決算では、東証一部上場企業全体の売上高は前年同期比2割減、純利益は6割減となった。およそ3分の1の企業が純損失を計上している。Beforeコロナ時代は「攻めの経営」だったが、Withコロナ時代は終わりが見えない危機と同居しつつ「耐える経営」へと大きく180度転換した。これは象徴的な事象の1つにすぎないが、企業活動のあらゆる前提を根本から問い直す機会になっている。