父親の跡を継いでひろしま食品の社長となった恭平。しかし経営は綱渡りの状態が続いていた。そんな恭平にとって毎月の楽しみがNSS(日本惣菜食品協同組合)に参加するための東京出張だった。片道4時間の新幹線の車内が恭平にとってもっとも心休まるひと時だったのだ。そんな恭平は、NSSの席上、大手コンビニエンスストアのエンゼルスに対してある提案を持ちかける。