3回にわたり、没後1080年となる「新皇平将門」をテーマにお届けするコラム。今回は、平将門の妻。名前は不明だが、彼女は将門と戦った平良兼の娘である。承平元年(931)頃、父の急死で京都から帰京した将門を良兼が自分の娘を娶せて懐柔しようとした。良兼は将門亡父の兄だった。