早朝の掃除を終えた恭平は、手と顔を冷たい水で洗い白衣に着替えて盛付け室に入る。レーンを流れる給食弁当の献立は、前年の献立をベースにして1カ月毎、短大を卒業して間もない栄養士とベテランの調理師が話し合って決めていた。その献立はマンネリ化しており、1カ月も食べ続けたら飽きてしまいそうだった。
五感に訴える仕事
第5回:低迷していた弁当販売に一筋の灯りが見えた
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