インドネシア汚職史上最大級とされる巨額汚職事件の捜査を担当していた「国家汚職撲滅委員会(KPK)」の捜査官が、3年前、硫酸とみられる化学薬品を顔面にかけられて片目を失明するという凶悪事件が起こった。逮捕起訴されたのは2名の現職の警察官だったが、先日開かれた公判で、彼らに対する検察側の求刑があまりに軽く、インドネシア中が騒然としている。