父親との口論から1か月後、恭平は会社に辞表を提出した。受け取った槌谷制作局長は慌てて恭平を応接室に通し、矢継ぎ早に詰問してきた。「何が不満なのだ?給料か、クライアントか?どこの会社から声を掛けられたんだ?」。