長尾景虎(上杉謙信)が「上杉の七免許」と俗称される莫大な特権を手に入れて春日山城に帰ってきた。知らせを受けた甲信越関東の武士たちは色めき、武田家臣の真田氏までもが挨拶にやってきた。この時の上杉は武田信玄、北条氏康・氏政の権威を凌駕しつつあった。