コロナの直撃で、日本社会の弱点がいくつか浮き彫りになった。感染症拡大時の医療体制、緊急事態宣言下での企業や個人の活動制限のあり方、身近なところではマスクの供給体制もそうだ。そして緊急事態宣言が解除された今、さまざまな分野で「アフターコロナ」に対する備えを整えようという機運が高まっている。だが、真のリーダーが見据えなければならないのは「アフターコロナ」の世界ではない。