国家が武力を民間にアウトソーシングしていた平安時代。個人対個人、家対家が基本の戦いにおいて城を築く必要がなかった。やがて源平合戦の時代、軍勢が集結する陣営や、敵を迎え撃つための野戦陣地ような施設が城や城郭と呼ばれるものだった。