インドでは今でも多くのサドゥ(行者・苦行僧)が苦行に挑み、仏教の開祖である釈迦もまた覚りに至る直前まで苦行に身を挺した。なぜ、求道者は苦行に励むのか――。八千枚護摩行、正しくは焼八千枚護摩供は、真言密教最大の荒行である。八千枚とは護摩行で火にくべる護摩木の数。