山内上杉家15代当主で関東管領職の上杉憲政。河越合戦に敗北により、無能なイメージがつきまとう。いまだ謎多き河越合戦を軸に、氏康との対峙、そして今川義元や武田晴信との駆け引きを絡めながら、憲政の実像に迫る。