東日本大震災から9年が過ぎた。1万5899人もの人命が失われたが、さらに現在も行方不明の人々が2529人もいる。行方不明者の発見は年々減っているが、その際に身元確認の重要な手掛かりとなるのが歯の治療痕だ。新たに見つかった遺体を家族の元に返すことに尽力してきた歯科医師たちの奮闘を紹介する。