疲れ切ったドイツ軍には、とうてい赤い津波を支えることはできず、たちまちモスクワ前面から敗走する。ポーランド侵攻以降、無敵を誇ってきたドイツ国防軍が、初めて敗北の苦杯を嘗めたのである。