インドネシアの東の端、パプアニューギニア島の西半分を占めるパプア州での騒乱が続いている。根底にあるのは、非パプア人によるパプア人に対する差別意識だ。そして事態は最悪の結果を生んでしまった。治安維持名目で現地に送り込まれた軍が、パプア人の小学生の男の子を銃殺してしまったのだ。