大型クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の乗客の間で新型コロナウイルスの感染が広がったが、昔から船旅では病気との戦いが大きな課題になっていた。幕末の遣米使節団も船旅の最中に、乗員の死亡に直面していた。その様子を、佐野鼎は克明に記していた。