紺色の山の端に日が落ちた。中心部の家や街灯に光が戻り始めていた。野田村を去る最後の夜だった。私は晴山さんの事務所を訪ねた。お別れの挨拶とお礼を言いたかったのだ。玄関先で失礼するつもりだった。「まあ、30分くらい上がっていきなさいよ」
三陸のおみやげをくれた被災地の人
2011.4.28(木)
烏賀陽 弘道
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