前回、市町村(=行政区分)別に死者や被災者の数をカウントして、被害の大きさを数値化しては「ニュースバリュー」に順位をつけるのがマスコミの悪い癖だという話を書いた。この論法に従えば、37人が死んで、400人が家を失った野田村は、気仙沼市や石巻市に比べれば「被害が軽い」ように錯覚してしまう。