この積極性のなさが、義時の人生の特徴である。本人は何もしていないのに、まわりで大騒ぎが起こり、義時が巻き込まれるというのは、そもそも頼朝挙兵にも通じるが、同じようなことが、この後も何度も何度も繰り返されるのである。