1990年代の小沢一郎は、日本政治の中心にいた。だがその時期、首相はもちろん、閣僚ポストにも就いてない。大半の時期は野党幹部か自民党派閥の役職ばかりだった。それだけに小沢は、政界を縦横無尽に動き回ることができた。